心を洗う甘露の水
目を悦ばす妙華の雲
善導大師「晨朝礼讃偈」より
一年三百六十五日の間に、そのように、この世界の美しさに驚くことが、月に一回くらいはあるように思います。この世界に極楽浄土を感じる瞬間です。
しかし、東日本大震災や和歌山の豪雨災害のように、自然は美しいばかりではなく、私たちの前に立ちはだかり、大自然の猛威の前に言葉を失うような状況も毎年のように起こっています。そのように自然には、調和と猛威の二面性がありますが、私たちは自然により添い生きることは出来ても、自然に逆らうことは出来ません。
大自然と触れ合うと共に、自分自身もまた大自然の一部であると自覚して暮らすことは、自分自身の人生を豊かに創造してゆくことになるのではないかと思います。
南無阿弥陀仏 合掌
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