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月かげ143号

あみだ仏(ぶ)に

そむる心のいろにいでば

あきのこずゑのたぐひ(い)ならまし

 

 

法然上人

 

 秋も深まりました。
 ここ下津浦の山並みにもみかんがたわわに実り、収穫が始まり、忙しい季節となりました。色づく美しいみかん山は、人と自然の調和の風景であり、豊かな思いへと誘(いざな)います。

人と自然の調和は、これからの人類の最も重要なテーマであろうと思います。
 自然に対しては調和、人に対しては非対立、自らに対しては知(ち)足(そく)が、尊いことだと思われます。これらを実感したとき、現世極楽の世界へと近づくのかもしれません。
 普通の人々が、普通の生活を送りながら、大いなるものにいだかれあることを実感し、そのいのちの行き着く末を知りつつ、弥陀の本願に安住して暮らす、それが今の私の理想です。美しい月をみほとけと仰ぎ、野道のお地蔵さんにそっと手を合わす・・・・。

秋は自然がひときわ身近に、優しく感ぜられる季節です。

ご本山のもみじも少しずつ色づいて参りました。今年も美しい紅葉を見せてくれることと思います。

南無阿弥陀仏    合掌