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月かげ第154号

 

「浄土の法門と遊(ゆう)蓮房(れんぼう)とにあへ(え)るこそ、人界(にんがい)の生(しょう)をうけたる思出(おもひで)にて侍(はべ)れ」

 

 

法然上人

 

 

 

十月になりました。

十月一日より、ご本山の宗務総長・執事長に就任致しました。四年間の大役です。心して全うしたいと思います。

この四年間は、平成二十三年の宗祖法然上人八〇〇年大遠忌と、平成三十六年の宗祖法然上人立教開宗八五〇年の間に位置し、穏やかな四年間であろうと思われます。

しかしながら、現在一般に、家族葬、墓じまい、寺離れが進み、各教団において地道な取り組みが始まっております。もう一度、脚下(きゃっか)照顧(しょうこ)の精神で自己を見つめるところから始めたいと思います。

さて、総本山光明寺は、浄土門根元地(こんげんち)といわれます。これは、ご本山が、法然上人四十三歳の春、初めて本願念仏を、粟生の庄屋、茂(も)右(え)衛門(もん)さん夫妻に説かれた立教開宗の地であること、遊(ゆう)蓮房(れんぼう)円(えん)照(しょう)という僧侶と約二年間にわたって人生最良の日々を過ごされた法然上人思い出の地であること、法然上人がご往生の後、滅後十六年を経て、ご火葬されてご芳(ほう)骨(こつ)をお祀りするご本(ほん)廟(びょう)が光明寺にあることに由来します。

ご本山の総門を一歩くぐると、身も心も浄まってゆくのがわかります。光明寺は、ありがたき霊地であります。

今年も十一月十二日(土)より、紅葉期特別入山が始まります。ご本山の秋の紅葉は格別です。入山にはチケットが必要ですが、檀家さんは無料です。阿彌陀寺に問い合わせて下さればチケットをお渡し致します。

一度、紅葉のご本山をお楽しみ頂ければと思います。

 南無阿弥陀仏  

  合掌