月かげ第201号

泥中(でいちゅう)不染(ふぜん)

 

              蓮の徳

            (泥の中にあって汚(けが)れることがない)

 

 

九月となりました。

お盆も無事に終わり、早、お彼岸です。

お盆に、ある檀家さんが久しぶりにお見えになりました。大病を患(わずら)われていたので、どうしているのか気になっていました。杖をついて、歩いてお見えになりました。相当きつい治療をしているのか、と思いましたら、半年ほどに前に、バイクに乗っていたとき、交通事故に遭って、バイクごと車に引きずられ、足首を二本骨折して、あっちこっち、五箇所も、折れていたそうです。

救急車の隊員さんも、「えらいきつい交通事故やな・・・」と心配するほどだったそうです。命が助かって、本当によかったねと話しました。

人生で、何度も何度も大変な目にあわれましたが、復活されました。

帰り際に、観音堂修復にと、御喜捨して下さいました。

十一月には聖観音さまと、三十三体の観音さまも修復され、お戻りになります。五重相伝を前に、あちらこちら片付けて、準備を始めました。

コロナ禍で、色々心配なこともありますが、檀家さん、お一人おひとりのお気持ちに支(ささ)えられて、一つひとつ、進んでいます。

九月のお彼岸、無縁さん供養を終えたら、いよいよ、五重相伝です。

GoToToravel(ゴーツートラベル)もありますが、どうぞ、阿弥陀寺の五重相伝にもご参加下さい。何度でも受けられます。

皆さまのご健康をお念じ申し上げます。

南無阿弥陀仏   合掌 ⓢ