月かげ第203号

念ずれば花ひらく

            坂村真民

 

 

去る九月三十日、無事、ご本山における八年間の内局の任期を満了し、阿彌陀寺に帰って参りました。

現在は、週に二回、ご本山に隣接する京都西山(せいざん)短期大学に、京都西山(せいざん)学園(がくえん)の理事長として出勤しています。

理事長の仕事は、京都西山(せいざん)短期(たんき)大学(だいがく)、京都西山(にしやま)高等学校(全日制・通信制)、向陽(こうよう)幼稚園の三校の円満な交流と発展を図り、地域の皆さまへ、三校の様々な事業の実践を通じて貢献すべく、その仲立ちの仕事をしています。

自分の体調と生活リズムを考えますと、週に二回の出勤が丁度いいように思います。現実には嘱託(しょくたく)職員(しょくいん)といったところですが、阿弥陀寺の法務はほぼ随(ずい)仁(にん)が担当するようになりましたので、ご恩返しのご奉公と思って仕事をさせて頂いております。

阿彌陀寺では今月、五重相伝を厳(ごん)修(しゅう)致します。ソーシャルディスタンスで、常の五重と違い、換気(かんき)に気を付けたオープンな形になると思いますが、精一杯勤めたいと思います。受者は現在三十八名となっ ております。贈五重も、まだまだ受け付けております。

千載(せんざい)一遇(いちぐう)のチャンスです。次の開催(かいさい)は、いつとはお約束出来ません。まだ間に合いますので、迷っておられる方は、どうぞお申し込みください。

        南無阿弥陀仏   合掌