2018-01-01から1年間の記事一覧

月かげ第181号

初詣(はつもうで) 小さき宮の 神仏(かみほとけ) 長谷川かな女 新年おめでとうございます。 年頭にあたり今年が皆さま方にとりまして、穏やかな一年でありますことを心より念じ上げます。 さて当山では、年明けより昨年の台風の影響で着工の遅れていた観音堂…

月かげ第180号

光っている光っている 明けの明星が光っている 私が光っている 釈尊お悟りのおことば 今年も早いもので師走となりました。 今年は六月の大阪北部地震、九月の台風二十一号と災害の続いた一年でした。しかし、それでも無事に師走を迎えることが出来ましたこと…

月かげ第179号

阿弥陀仏が慈悲をもって 私に入って下さっている ことに気がつくことが 大事なことです 総本山光明寺第八十六世 堀本賢順法主 地震や台風など災害の多かった今年でしたが、ようやく紅葉の季節を迎えました。各所の甚大な被害のため、屋根屋さん、大工さん、…

月かげ第178号

鳥は 飛ばねばならぬ 人は 生きねばならぬ 坂村真(しん)民(みん) 今年は、六月の大阪北部地震に始まり、台風二十一号、二十四号と災害の多い一年でした。しかし、それでもかろうじて最小限とも思える被害で十月を迎えることができましたのは、お念仏の功徳の…

月かげ第177号

念彼観音力(ねんぴかんのんりき) (観音菩薩のお力を念ずれば観音菩薩のお護りに与(あずか)る) 『法華経普門品(ほけきょうふもんぼん)』より ひときわ暑かった夏がようやく終わろうとしています。 皆さま、お疲れは出ませんでしたでしょうか。また、台風二…

月かげ第176号

万機普(ばんきふ)益(やく) (本願念仏は)あらゆる人々を必ず救います お盆の季節となりました。 先日来、西日本で甚大(じんだい)な被害をもたらした豪雨(ごうう)は『平成三十年七月豪雨』と命名されたそうです。梅雨が明けて海に山に楽しいい夏休みのはずが…

月かげ第175号

感謝の光に包まれて 月空 「なながつ」となりました。「しちがつ」と言うと「いちがつ」と聞き間違えるから最近は「なながつ」と言う若者が多いそうです。 先日、仏教講演会でも発表致しましたが、阿弥陀寺の境内に新発見がありました。 本堂と裏の塀の間に…

月かげ第174号

生きて身を 蓮(はちす)のうえに宿さずば 念仏申す甲斐(かい)やなからん 西山上人 梅雨間近(まぢか)の緑が生き生き元気なこの季節は、雨に感謝して雨(あま)ガエルのように緑にそまりたい気分です。 前回の「月かげ」を私が書きましたら、何人かの方にご感想を…

月かげ第173号

子供ら仲よく遊んでいる墓の中 種田山頭火 鯉のぼりが眩しい季節です。 「新潟の母方の三十三回忌に、いとこが集まるから、せんなんこと、いっぱいあるけど、無理して行って来る、『月かげ』はお前が書いといて」そう言いながら、今さっき随峰さんが出発しま…

月かげ第172号

「森羅万象、皆是れ無量寿仏なり」 西山上人 桜が満開です。 年に一度の美しい風景。遠くの山に、道沿いに、そして、お寺に、満開の桜が咲いています。 西山上人は、「森羅万象、皆是れ無量寿仏なり」と言われたと伝承されています。 簡単に言えば、一切は阿…

月かげ第171号

夏になると 冬がよいといい 冬になると 夏がよいという 狭い家に住めば 広い家に住む人が 羨ましいといい 広い家に住めば こじんまりした狭い家がよいという 独身の頃には 早く結婚したいといい 結婚すると矢張り独身時代が気楽だっ たという それじゃどこに…

月かげ第170号

見知らぬ人でもいい 雨にぬれていたら 走って行って傘に入れておやり 小さなことでいいのです あなたの胸のともしびを 相手の人にうつしておやり (坂村真民) 寒い日が続きます。 去る一月十四日の日曜日、当山五重相伝厳修の看板を本堂前に設置致しました…