光っている光っている
明けの明星が光っている
私が光っている
釈尊お悟りのおことば
今年も早いもので師走となりました。
今年は六月の大阪北部地震、九月の台風二十一号と災害の続いた一年でした。しかし、それでも無事に師走を迎えることが出来ましたことを素直に喜びたいと思います。
お釈迦さまは、三十五歳の十二月八日の未明、インド・ブダガヤの菩提樹(ぼだいじゅ)の下に座(ざ)し、明けの明星を仰いでお悟りを開かれたと伝えられています。
光っている、光っている、明けの明星が光っている、私が光っている、と大宇宙と私が無量寿の一つのいのちであり、大調和の中にあると実感され、大いなるよろこびがむくむくと沸き上がり、大歓喜(だいかんぎ)に包まれたと伝承されています。
お釈迦さまのお悟りになられたその無量寿のいのちこそ、無量寿如来、すなわち阿弥陀仏であります。お悟りになられたお釈迦さまが大いなるよろこびに包まれた、そのことは、私たち西山のお念仏でいうところの歓喜の念仏、よろこびの念仏を表します。古き時代、よろこびと感謝は一つの同じ意味であったと伺ったことがあります。よろこびあるところ感謝あり、感謝あるところよろこびあり。
日々、感謝・合掌し「ありがとう。ありがとう」とお礼を言い合い、南無阿弥陀仏・南無阿弥陀仏とお唱えし合うところ、一切の争いを超えた、安らかで楽しい幸福な世界が展開されます。
年末、ご多用なこの時期、心乱れることなく、安らかに楽しくお念仏をよろこんで参りましょう。
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南無阿弥陀仏 合掌