月かげ第235号

みてごらん

自分の顔を

笑ってごらん

、、、、、

怒ってごらん

、、、、、

すべてこの世は

こちらから

 

 

 もうすぐ 七夕です。

ひこ星とおり姫がどうして一年に一度しか会えなくなったのか・・・、それは二人が働かなくなったからだそうです。おり姫は神さまの着物を織(お)る仕事をしていて、ひこ星は神さまが乗る牛の世話をしていました。真面目に働いていた二人を結婚させた天帝ですが、残念ながら、二人が遊んで暮らすようになったので、やむなく、一年に一度だけしか会うことを許さないようにしたそうです。

悲恋の物語として伝わる七夕のお話も、よく知れば、悲しいけれどそれなりの事情があったのですね。毎日毎日仕事ばかりで、休日もなく働いている方も多いですが、年がら年じゅう顔を突き合わせていれば、喧嘩もあり、文句も出てきます。いつまでも好きでいられるのは一年に一度が良いのかな・・・。だけど、一年は長いです。会うごとに歳をとり、あっという間に星となる。七夕さまの物語が私たちに教えていることは、深い真実のような何かがあるような気がしてきます。

一年ぶりにサットサンガのアーナンダスワミジに出会いました。インドのラーマクリシュナの教えは世界中で人気のある教えです。聞くと心が洗われます。

「悪人が善人になりますように、

善人が平安な人になりますように、

平安な人が悟りを得ますように、

悟った人が他の人が悟りを得るように

助けますように」

自分が悪人と思うか善人と思うかはそれぞれのことですが、みんなが平安に幸せになれる教えはこれかな・・・。そう思えたお言葉でした。ロシアもウクライナも全世界、平和になりますように・・・。一番は自分自身が平安な心になれますように・・・。

南無阿弥陀仏  合掌  ⓢ